詩人・山尾三省のエッセイ集

... 道と、折れた草とは、彼女の弱い足をなやましたけれども、緑のひろ野を求める心が、二人の道をいそがした。けれども、秋は夏の幸福を従へて、もはや末であったから、蟲が折々細い萱をしぼって、彼等の足音に嘆きをつたへた。二人は、やがて灰色の枯草が地 ...

... 道振り向くと何だか寂しい我が道だ無明の闇で四苦八苦これから知恵つけ努力して来世を信じがんばろうこの世とあの世続きゆくこれまでの道振り向くときらめき少ない我が道だ蛍のような光でも心のともし火きらめかせ来世を信じがんばろう 46.創り続けて樹々 ...

野の唯ハ笑広々とした耕野の道へ出た時、たうとう我慢がしきれなくなったといつたやうに、誰かが、前の方で 叫んだ。「証を、もっとがっ. ちゃうちんれんげはりつごとすゞめ型の如く、青竹につるした白張の提灯、紅白の造花の蓮華、紙に貼付けた菓子、雀の ...

... 声聞き振り返り山を降りぬ先頭に白旗立て今降る椰子林の径を二人遊びに小松信一村崎凡人片岡坂田卓也生田影男董秋山牧車ふたたびやこの道を夜を遠蛙素手の身に教会の鐘蕃婦の眼斯くなれば米さん委せ秋の雲小林逸路今中桂園 13 5 捕虜収容所 3 「首実験」

... 野」である。○日本野の道一日本野の巡るストーリー 2 日本野の間「技」一日本野をカタチヅクルもの日本野の間「感」一内なる自然と対話する日本野の間「語」一都市×自然×言葉で表す日本野の間「然」「匠」一自然の営みを匠の技で体感する日本人とはー ...

... 野の宮のもっと近くを流れていたかと思われ、それがまた天龍寺の門前にも流れていたのかも知れない。またそれとは別に「京羽 ... 道がある。これは安永七年刊の『山城国大絵図』にもそれらしく描いてある古い道であるから、この入口の左右の角屋敷なども ...