本書はソロンの改革時からペロポネソス戦争期までのアテナイ、とりわけアテナイ民主政を、自由と正義という二つの軸を通して把握しようとしたものである。

書下ろし「法における自由の意義」を含む多彩な13編の論文と随想5編を収録。自由・正義・幸福という3つの価値への飽くなき探求。

... 自由と正義 55 巻 2 号 50 頁小田滋・神谷宗之介「国際スポーツ仲裁に関って 12 年」(法の支配 147 号 19 頁)水戸重之「スポーツ紛争と解決手段」自由と正義 58 巻 2 号 15 頁道垣内正人「日本スポーツ仲裁機構の活動」自由と正義 58 巻 2 号 28 頁八木由 ...

... 正義二原理はどのように定式化されるであろうか。ロールズが『公正としての正義』において最初に試みた定式化は次の通りである( 23 )すなわち、実践に参加するか、それによって影響をうける各人はすべての人に対すると同様の自由と両立しうる最も広範な自由 ...

... 正義とは自己に對るが、切なるものに對する意識であり、従つて、個人的欲望に自ら従って、個人的欲望に自ら課する秩序の感得 さるる前者の意味に於ける自由を享有し. を偉大ならしたと言はれるにも拘らず、節制と正義に一瞥興へざりし爲に、國民を以前に ...

... 自由と正義』臨時増刊号[解説『弁護士職務基本規程』]自由と正義第56巻第6号(2005年)(以下,「自由と正義」)という。 5) probonopublico の語義に関しては別稿で触れることにする。 6) Black'slaw Dictionary (9thed. [Garnered.]2010) p.1039の説明による ...

... 正義」がある。第一は効率。より早くより多くより安く物財をつくり運ぶことが、国民全般の生活向上と文化発達のために役立つ ... 自由は正義の一つとは認められていないから、自由と効率や平等、または安全とが衝突すれば、政治問題になるまでもなく行政 ...