多文化共生時代の日本社会のあり方を問う

国連、ヨーロッパやドイツなどの事例を紹介しながら、個人、文化活動や集団・民族、法やシステム、人間関係と人権教育の関わりを論じた問題提起の書。

外国人排斥が主張される中ユネスコが提唱する文化多様性を促進・実現することが差別解消と人権を尊重する社会の条件であることを説く。

グローバル化に抗して草の根からの人権文化をどう構想するか。本書は衡平運動・水平社運動の伝統を持つ韓国と日本の諸領域の研究者による国際学術会議(2003)の記録である。

... 日本文化 と述べ、日本社会の人権尊重・人権意識の後進性を自認した上で、この芽を摘み取るべきだと通達「相手の気持ちを思いやる"とか〝いたわる"という人権尊重の精神に欠ける行為であり、その根底には人権意識の立ち後れがあり、この問題を放置すれば ...

... 日本人が受容した異質の文化に触発され、またそれから学びとった点があるわけです。日本人の広汎な階級、乃至諸層のふるい意識を変革していることから申しまして、それは、外来の異質のものであり ... 日本文化に現われている三つの 日本文化と人権の問題.

... 日本人の道徳意識は他律的で同調主義的であるというベネディクトの以上のような見解は、再考し、見直す必要があると言えます。ベネディクトの議論を批判的に吟味し、日本人の自律性についてあらためて考えていく必要があるでしょう。二日本で優勢な自我観 ...

... 人権侵害、いわゆる「従軍慰安婦問題」に関する記述、いわゆる「南京大虐殺問題」に関する記述、川崎市や小平市、伊賀市における行政の在日朝鮮人・韓国人に対する異常な優遇、韓国の親日反民族特別法に関する記述、韓国の日本文化に対する様々な起源主張 ...

... 文化における資本主義の書悪を具体的に感じたす、ベてのものは、日本の人民の自主的な文化を守り、それを発展させることが、経済と政治の面における人権確立にともなう実際的な一つの要素であることを自覚した。産別、総同盟をふくむ労働組合と民主的文化 ...