中世と近世の端境期において、治道の究明を目指して幕藩体制下の武家社会に独自の神道理論を広めた吉川惟足(1616 ...

本書は、一九九〇年代に主として取り組んできた烏伝神道に関する研究の成果をまとめたもので、東北大学大学院文学研究科に提出した学位論文「烏伝神道の基礎的研究」(一九 ...

平重道 推足の神道思想の基本的な組み立については、前章においてほど明らかになった。しかし吉川神道には一般的な講義の他に、面授、口訣によって教示される秘伝があり、思想の深遠な部分は秘伝にゆだねられている。従って秘伝を究明することなくして、吉川 ...

... 神道が儒教系統といわれるのも闇斎らの影響によるものであり、そのことは椎足が兼従から忠実に吉田神道の道統を継承しながらも、それに儒教(朱子学)的な解釈を施している点に表れている。吉川神道を深く研究した平重道(一九一一ー一九九三)の『吉川神道の基礎 ...

... 吉川神道の基礎的研究」昭和四十一年吉川弘文館、四五八頁参照。( 2 )同右、「吉川神道の基礎的研究」四五八頁参照。( 23 )同右、「吉川神道の基礎的研究」四五八頁参照。( 24 )日本国粋全書刊行会編「日本国粋全書第六輯」大正四年・日本国粋全書刊行会 ...

出村勝明. てゐる図等基礎的研究」資料編 35 頁 カミ 長津少童命出中筒男命ミノミコト出ナカツヲノミコト出中津少童命底筒男 ... 神道の秘伝をそのまま受継いだものといふ事が明白である。その他吉川神道の秘伝には吉田神道の秘伝をそのまま受継いだものと ...

... 吉川神道の研究」(至文堂、一九三九年)一五四~一六三頁。平重道『吉川神道の基礎的研究』(吉川弘文館、一九六六年)八~五六頁。平重道「吉田文庫『萩原兼従卿御遺言状』の一考察」(「ビブリア」四〇号、一九六八年)。西長男『日本神道史研究第六巻近世編(上) ...

... (神道大系編纂会、平成三年十月・同五年八月)や 2 虎尾俊哉編「弘仁式貞観式逸文集成」(国書刊行会、平成四年十二月)となってあらわれる。 1 は、 巻第九・十神祇九・十( そして、博士は、こうした基礎的研究の成果を刊行するかたわ三九(三九)新訂増補国史 ...

... 神道者、争競上京、吉田萩原両家巳不快之、有間」、惟足既至、請„吉田╷以」講談神代卷、吉田家曰、不」欲ゝ聞講(註十五)谷秦山の「甲乙録」七〔「秦山集」二十一に、吉川 ... 基礎的研究」。(註十一)「続山崎閤全集」上巻所収。(註八) (註九)「吉川視吾堂先生 ...