二松学舎を創設した三島中洲―漢詩を中心としたその学問・思想・文芸と生涯について、多面的に把えた三島中洲研究の決定版ともいえる刮目の論集。

漱石も通った漢学塾二松学舎の創設者であり、近代の漢学の発展に尽力した三島中洲の『中洲講話』から、主要な文章を現代語訳で掲載。

三島中洲先師の人物像が、 簡易で親しみある形で描写されている。 随所に漢詩が掲載され、 解説されている。

夏目漱石や犬養毅らが学んだ漢学私塾、二松学舎。創立した漢学者・三島中洲は塾の未来を実業家の渋沢栄一に託す。本書は三島の師で幕末の陽明学者・山田方谷までさかのぼり ...

... 近代化と一橋』(如水会、 1987 年)・小島毅『近代日本の陽明学』(講談社、 2006 年) ·高橋昌郎『中村敬字』(吉川弘文館、 1988 年)寺﨑昌男『プロムナード東京大学史』(東京大学出版会、 1992 年)・中野実『東京大学物語まだ君が ... 三島中洲にとっての<教育>

三島中洲. して名を附くるが如きのみ、要之に唯此の一心の良知を明らかにして、己も人も足する公平自然の修理を照らし實際に ... 近代に我邦近代にて申しても石川丈山 入服部南郭は七十七紀平洲は 其後 b な種々分析己節度ありてある處より、禮とも云ひ平易 ...

松田存. 三島中洲と作州勝山中洲は天保元年(一八三〇)十二月九日、備中窪屋郡中島村(現岡山県倉敷市中島西町)の庄屋に、父正昱(寿太郎)、母柳の二男として生まれた。幼名広次郎、後に真一郎と改めるが中洲と号するのは四十一歳以降である。先の方谷や祖父 ...